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河川氾濫が多発の五城目町 3つの川の整備計画に住民から懸念の声も

2024年5月23日 19:27
河川氾濫が多発の五城目町 3つの川の整備計画に住民から懸念の声も

五城目町で、去年大雨で氾濫した馬場目川など、3つの河川の新たな整備計画について住民説明会が開かれました。

住民からは、改修工事をすることによる効果や、長期にわたる工程について懸念する声があがりました。

大雨による河川の氾濫で、度々多くの住宅が浸水被害に遭っている、五城目町。

県は住民に対して23日、町を流れる3つの河川の新たな整備計画について説明しました。

県 秋田地域振興局 建設部 鳴海勝哉部長
「今後の洪水に対して、家屋浸水被害を軽減する目的で、馬場目川、富津内川、内川川の河川改修事業を行うこととしています」

去年の大雨を受けて、新たに河川整備計画に追加された3つの河川。

説明会では、これまでの氾濫による被害を踏まえて決めた、改修する範囲や川の幅を広げる工事の具体的な内容などが示されました。

内川川と富津内川は3年後に、馬場目川は9年後に完成する見込みですが、住民からは改修工事をすることによる効果や、長期にわたる工程について懸念する声があがりました。

住民
「馬場目川の水を流すためにいくら掘って深くしても、流れてきた土砂で埋まるじゃない。逆にあふれるからって堤防を高くするんだけど、高くすると五城目町の中が全部水浸しになるのよ」
「11か月に2回被害に遭っている地域の方々からすると、この完成までの期間がものすごく長く感じるわけであります。工事を進めてもらうのはありがたいことで、その間、工事を進めながらも被害に遭わない対策を同時進行で進めてもらいたい」

新たな河川整備計画について、県は今後、有識者や、関係する町村長などの意見を反映して8月中に国に提出する方針です。

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