【目撃者が語る】 秋田市の住宅街や大館市役所の支所などでクマの目撃相次ぐ
3日夕方から夜にかけて秋田市の住宅地や大館市の比内総合支所でクマを目撃したという情報が相次いで寄せられ、警察が警戒に当たっています。
進藤拓実記者
「現場はアパートや商業施設が立ち並ぶ住宅地です。車を運転していた女性がふと左に目を傾けたところ、この通りでクマのようなものがいたということです」
現場は秋田市八橋大畑の市道です。秋田中央警察署の調べによりますと、3日午後5時20分ごろ、市道を車で走っていた30代の女性が、体長約1メートルのクマのような動物1頭を目撃しました。
警察が、4日朝から周辺で警戒にあたっています。
目撃された場所から200メートルほどの八橋小学校では、職員などが見守りにあたったほか、保護者が児童を送り届けました。
保護者
「怖いですよねやっぱり。親でも大人でも怖いですし、やっぱ子どももね、ずっとクマクマクマクマ最近言うようになって、怖いですね、はい」
柿崎真校長
「登下校の注意喚起もしなきゃいけないのと、保護者の送り迎えもお願いしなきゃいけないと思ってますね」
また、3日夜は、秋田市土崎港相染町の市道でもクマが目撃されました。県の「クマダス」によりますと、3日午後9時半ごろ、道路を横断し、北西方向に去っていったクマの情報が市民から寄せられました。
3日夜は、大館市でもクマの目撃が。
山本朋消防士
「ちょうどこの辺りの位置で発見したんですけども、クマがですね、あの屋根がかかっている通路あると思うんですけど」
「その辺りに体長約60センチくらいのクマの後ろ姿を発見した次第になりますね」
消防士の山本朋さんがクマを目撃したのは、3日午後9時前です。比内総合支所にある消防の施設で勤務中、外の車庫に向かっていたところ、庁舎西側の職員通用口付近でクマを目撃しました。
クマを目撃した大館市消防署比内分署 山本朋消防士
「ここまで近いともっと気を引き締めて危機感持たないといけないなと認識させられましたね」
例年だとクマが冬眠する時季に入っていますが、県内各地で目撃情報が後を絶ちません。