園児は一時入院も… 小麦含むケーキをアレルギー持つ園児に誤って提供 現在は回復
大館市は、公立保育園で24日提供した小麦が含まれるケーキを、アレルギーがある6歳の園児に誤って提供したと明らかにしました。園児はすでに回復したものの、市内の公立保育園では、7月にも同じような事例があったことから、再発防止策を検討しています。
大館市によりますと、24日、市内の公立保育園で、調理員が手作りしたパンプキンケーキが園児に提供され、ケーキを食べた6歳の女の子1人に、アレルギー反応とみられる症状が出たということです。
女の子は小麦アレルギーがあり、病院に運ばれ入院しましたが、体調が回復したことから25日、退院しています。
この公立保育園では、女の子にアレルギー反応があることを認識し、普段の食事でも色分けした食器を使うなどの対応をしていましたが、今回は、ケーキをつくった調理員から特別な対応が必要がないとの説明があったため、職員が、食器を分けるなどの対応をとらず、提供していたということです。
大館市内の公立保育園では、今年7月にも、牛乳のアレルギーがある子どもが誤って飲んでしまう事例が発生したことから、市は、点検作業や、園児に提供する飲食物の見直しなど再発防止策を検討しています。