小林製薬、特別損失38億円あまり計上 「紅麹」問題が影響
小林製薬は、紅麹をめぐる問題の影響で38億円あまりを特別損失として計上しました。
小林製薬の紅麹成分をめぐっては、摂取した人が死亡するなど健康被害の訴えが相次ぎ製品の回収が進められています。
小林製薬はことし1月から3月までの決算を発表し、純利益が前の年の同じ期間と比べ、73%ほど減少し9億7600万円となるほか、回収に関する費用などとして38億6000万円を特別損失として計上したと明らかにしました。
また、2月時点で増収増益を見込んでいたことし1年間の業績予想についても影響を見極めるのが困難だとして取り下げました。
業績予想の算定が可能になった段階で改めて公表するということです。