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歌舞伎町ホストクラブの“営業取り消し” ホストの売掛金返済巡り全国初の行政処分

2024年5月20日 23:04

東京・歌舞伎町で従業員であるホストが売掛金の返済巡り、女性客に売春をさせたとして逮捕・起訴された事件を受け、東京都公安委員会が全国で初めてホストクラブの営業取り消しの行政処分を行いました。

東京都公安委員会は20日、新宿区歌舞伎町にあるホストクラブ「LOVE」に対し営業取り消し処分を行いました。

ホストクラブ「LOVE」では約1000万円の売掛金をかかえた女性客(20代)に対し、その返済をさせるために「スカウトマンに紹介してもらってソープにいかせるから」などと言い困惑させ売春させたとして去年1月ホストの男が、売春防止法違反の疑いで逮捕されその後起訴されていました。

2009年以降、東京都内のホストクラブでの営業取り消しは7件目ですが、従業員であるホストの「売掛金」返済を巡った違法行為での営業取り消しは全国で初めてだということです。

歌舞伎町のホストクラブではいわゆるツケ払いにあたる高額な売掛金を支払わせるために女性客に売春を促すことなどが問題となっていて、警視庁は摘発を強化しています。