坂井国家公安委員長、歌舞伎町視察 悪質ホスト問題受け
女性客に借金を背負わせ売春などをさせる悪質ホストクラブの問題を受け坂井学国家公安委員長が24日夜、東京・歌舞伎町を視察しました。
坂井学国家公安委員長「多くのホストクラブが立ち並ぶ一方ですぐ近くには若い女性が客待ちをしている場所もあり、悪質ホストクラブによる深刻な被害、悪質な収益構造の一端を垣間見ることができる。一刻も早い実効性ある対策の必要性を改めて痛感した」
高額な売掛金を支払わせるために女性客に売春などをさせる悪質ホストクラブが問題となる中、坂井学国家公安委員長は300店舗近くのホストクラブがある歌舞伎町を視察しました。
警察庁は悪質ホストクラブの問題について有識者検討会を開き対策強化の議論を進めています。
検討会では風俗営業の店舗での料金に関する虚偽の説明や恋愛感情に乗じた色恋営業を風営法上の順守事項や禁止行為にするなどのほか、売掛金のある女性客を脅すなどして性産業に従事させる悪質な取り立て行為についても規制を強めることなどについて議論が進んでいるということです。
坂井国家公安委員長は悪質ホスト問題の有識者検討会に年内にも最終報告書をとりまとめるよう指示したことを明らかにしました。さらに、風営法の改正を含めた対策の具体化を加速するよう今後、指導するとしています。