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20匹以上のサルの“大群”が民家や道路に 農作物への被害も…ナゼ? 鹿児島

2023年1月31日 20:06
20匹以上のサルの“大群”が民家や道路に 農作物への被害も…ナゼ? 鹿児島

鹿児島県姶良市で29日、20匹以上のサルの大群が目撃されました。近くの民家では農作物への被害も出てるといいます。サルが人の住む地域に出てきた理由について、専門家は「寒さ」が関係しているのではと指摘しています。

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29日、鹿児島県姶良市でサルの大群が目撃されました。撮影された映像では、山の斜面をぞろぞろと下りてくる様子が…。その数、確認できるだけでも10匹以上。さらに撮影を続けているとサルが次々に山から現れ…1分ほどの映像の中で、20匹以上のサルの群れが確認できました。

撮影した人
「普段、見られない光景があったので、怖いというのもあったんですけど、やっぱり大群が…っていうのでビックリ。驚きの方が大きかったですね」

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31日、その付近に向かうと、この日も道路を占拠するようにサルの大群がいました。道路に“わが物顔”で居座ったり、毛繕いをしたり…中には郵便配達員のバイクが来ても気にする様子もなく、道路を横断する姿もみられました。

さらに、サルの姿は民家や大根畑の作業畑でも見られました。そのため、すでに農作物への被害が出ているといいます。畑に埋まっている大根には、上の部分だけ食べられた跡が残されていました。

――これ(大根)も上だけきれいにかじって…。

被害にあった人
「ですよね」
「(サルは)中を食べているんです」

畑のすぐ近くでも、別の被害があったといいます。

被害にあった人
「きのうは、この辺でも田んぼで稲を拾って食べていた」
「雪の日に多かったですよ」

この地域のサルの生態を調べる専門家は、サルが人の住む地域に出てきた理由について、「寒さが続き、普段、山にある食料が少なくなったことが要因として考えられる」といいます。もしサルを見かけても、目を合わさず距離をとってほしいとしています。

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