天皇陛下 62歳の誕生日
天皇陛下は23日、62歳の誕生日を迎えられました。
天皇陛下は、誕生日を前に、皇居・宮殿で記者会見に臨まれました。冒頭、新型コロナウイルスで亡くなった人たちへの深い哀悼の意や、多くの人たちの尽力への感謝の気持ちを伝えた上で、「誰もがお互いを思いやりながら、痛みを分かち合い、支え合う努力を続けることにより、この厳しい現状を忍耐強く乗り越えていくことができるものと固く信じている」と語られました。
また、長女の愛子さまについては、成年行事を無事に終えて、「安堵しました」と述べ、その成長を喜ばれました。
「愛子と三人でいると、私たちの団欒(らん)は、笑いの絶えない楽しいものになっています」「多くの人々に助けられ、支えられているということに、愛子が感謝の気持ちを持っていることを親としてもうれしく思っています」
さらに、陛下は、5月に本土復帰から50年を迎える沖縄について、子供の頃からの交流に触れ、沖縄の人々の苦労を「決して忘れてはならない」として、「沖縄がたどってきた道のりを今一度見つめ直し、沖縄の地と沖縄の皆さんに心を寄せていきたい」と語られました。