“ひょっこり男”「妨害するつもりはなかった」…初公判で起訴内容を否認
車の前に飛び出し走行を妨害したとして、道路交通法違反の罪に問われている成島明彦被告(37)の初公判が22日に行われました。成島被告は「妨害するつもりはなかった」などと起訴内容を否認。検察側は、迷惑運転行為の一環としての犯行と指摘しました。
すれ違う車に向かって、繰り返し飛び出すような走行をする自転車の人物。今年1月から5月にかけて、千葉県・柏市周辺で目撃が相次いでいました。
逮捕・起訴されたのは…金髪にサングラス姿が特徴の無職・成島明彦被告(37)。
車の前に飛び出し走行を妨害したとして、道路交通法違反の罪に問われています。
22日、成島被告の初公判が行われました。髪を後ろで1つに束ね、金髪は毛先だけに…。
実は、成島被告は4年前に全国で初めて自転車の「あおり運転」の疑いで逮捕され、懲役8か月・罰金20万円の実刑判決を受けていました。
そのときには…
成島被告(※2020年に逮捕された際の供述)
「俺が体を張って、運転手のマナーを直させるつもりだった」
そして22日の初公判では、“起訴状を見ながら話したい”と述べたうえで起訴内容を否認しました。
成島被告(37)
「(ハンドルは)急には右に切っていない」
「他人に危害を加えるような運転はしていない」
裁判官
「妨害の目的、ここについては?」
成島被告(37)
「妨害するつもりはなかった」
検察側は、対向車線上にはみ出して自転車を走行させ逆走するなど、迷惑運転行為の一環としての犯行と指摘しています。