自民・派閥パーティー券事件 二階派元会計責任者に禁錮2年を求刑
自民党の派閥のパーティー券をめぐる事件の裁判で、検察側は22日、二階派の元会計責任者に対して禁錮2年を求刑しました。
二階派・志帥会の元会計責任者の永井等被告は、2022年までの5年間でおよそ2億6000万円のパーティー券収入とおよそ1億1600万円の支出を派閥の収支報告書に記載していなかったとして、政治資金規正法違反の罪に問われています。
22日の裁判で、検察側は「政治資金規正法の趣旨、目的を害する程度が大きく、極めて悪質」「志帥会の都合のみを考えて虚偽記入を続けた犯行動機は国民を軽視した身勝手なもの」などと指摘し、永井被告に禁錮2年を求刑しました。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
永井被告は最後に、「私のとった行動により国民の皆様に大変な政治不信を招いたこと、深く反省しております。大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
判決は9月10日に言い渡されます。