名古屋・栄で１８歳未満の少年に接待をさせていたとして逮捕された男たち。店はいわゆる“コンセプトカフェ”として営業されていました。

「16歳」。現在の職「高校生」。「お客さんとの会話、お喋りを積極的にできますか？」にもチェックが。これは、ある店が従業員に書かせたとされるアンケート。

意欲的に働こうという回答に見えますが、実は、無許可で営業していたとされる風俗店。18歳未満の少年に客の接待をさせていた実態が生々しく浮かび上がってきました。

５日朝に送検された、中区栄のメンズコンセプトカフェ「ナイトメア」の経営者・山元大容疑者（40）と、従業員・諏訪健太郎容疑者（29）は、先月、無許可で風俗店を営業し、17歳の少年が18歳未満だと知りながら女性客の接待をさせた疑いがもたれています。

コンセプトカフェとはメイド・執事など特定のテーマをもって営業している飲食店。従業員が客の接待などを主に行う場合は届け出が必要です。しかし、山元容疑者らはその届けを出していなかったとみられています。

さらに、そのような飲食店では、18歳未満が働くことは法律で禁じられていますが…。

同じビルに入居する人
「若めの子が最近出入りしていた。派手な髪色した今どきの子」

警察の調べに対し、諏訪容疑者は「16歳はさすがにだめだと思った」などと容疑を認める一方、山元容疑者は「接待させていたのは知らなかった」などと否認しているということです。

さらには、先月、警察が「ナイトメア」の家宅捜索を行った際、店内には、未成年の従業員だけでなく、客として来ていた、15歳から17歳の少女3人の姿が。

山元容疑者らは、客の15歳の少女らに「売掛金」を支払わせるため、系列のコンセプトカフェで、男性客の接待をさせていたとみられています。

警察は、山元容疑者らが日常的に、未成年を働かせていたとみて、調べを進めています。