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54歳の人気オランウータン「ネオ」が死亡、園内に“職員よりも”最も長く在籍 東山動植物園 

2024年3月15日 15:38
54歳の人気オランウータン「ネオ」が死亡、園内に“職員よりも”最も長く在籍 東山動植物園 
素材提供/名古屋市東山動植物園

名古屋市の『東山動植物園』で飼育されていた、スマトラオランウータンの「ネオ」が死亡しました。ネオは54歳のメスで、死因は腫瘍による多臓器不全。令和5年8月頃から抗生剤や痛み止めによる治療を開始し、体調悪化により、令和6年2月15日より展示を中止し療養に専念していました。

1970年3月5日に誕生したネオ。『東山動植物園』で初めてスマトラオランウータンの繁殖により生まれた個体で、人の介添え哺育で育ちました。『東山動植物園』によると、性格は自己主張が強く頑固。その反面、几帳面でペットボトルの蓋を自ら指で開けて飲んだり、器用にフィーダーから採食したりするなど、賢いオランウータンだったそう。

ネオは『東山動植物園』で生まれた動物の中で、“54年間”という園の歴史上もっとも長く飼育され、どの職員よりも長い間、同園に在籍。落ち着いた雰囲気が好評で、ファンも多いオランウータンでした。

『東山動植物園』では、ネオの死亡により、スマトラオランウータンの飼育展示を中断し、3月16日(土) から3月24日(日) まで、スマトラオランウータン舎屋内観覧エリアに献花台を設置。献花台では、お花とお手紙のみ供えることができます。

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