令和5年の犯罪と交通事故情勢を発表、預貯金詐欺が前年より260%増加 名古屋市
名古屋市より、令和5年の犯罪認知件数や交通事故情勢が発表されました。
名古屋市によると、刑法犯認知件数は19,857件を記録し、前年より15.8%の大幅増加。全国の政令指定都市と比較すると、刑法犯認知件数は1位の大阪が記録した39,408件に次いで、名古屋は2位にランクイン。なかでも、自動車盗は政令指定都市ワースト1位を記録しました。
特殊詐欺認知件数は737件で、「預貯金詐欺」が前年より143件増加。「預貯金詐欺」とは、金融機関職員や百貨店職員等をかたり、“口座が不正利用されており、キャッシュカードの交換手続きが必要である”などの名目で、キャッシュカード等をだまし取る手口のこと。名古屋市によると、特殊詐欺認知件数の737件のうち、198 件が預貯金詐欺による被害なのだそう。
また、交通事故による死者数は前年から4人増加の34人。名古屋市によると、年齢別では65 歳以上の高齢者層の死者数が最も多く 17 人、発生場所別では、交差点と交差点付近における死者数が 31 人となりました。他、人身事故件数は8,143件、負傷者数は9,522人となり、どちらも前年よりも増加した統計結果となりました。