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二酸化炭素を化学反応させてコンクリートの原料を作る装置を初公開 二酸化炭素の削減効果は年間2トン アイシン

2024年2月21日 18:32
二酸化炭素を化学反応させてコンクリートの原料を作る装置を初公開 二酸化炭素の削減効果は年間2トン アイシン

自動車部品メーカーのアイシンは、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量実質ゼロ)に向けて二酸化炭素を化学反応させてコンクリートの原料をつくる装置を初公開しました。

アイシンが21日、研究開発施設で初めて公開したのは、工場などの排ガスから回収した二酸化炭素と産業廃棄物に含まれるカルシウム成分を独自に開発した特殊な液体で化学反応させて炭酸カルシウムを製造する装置です。

炭酸カルシウムは、コンクリートの原料のセメントの代わりに利用できるとしています。

この装置の二酸化炭素の削減効果は、年間2トンですが、来年、年間200トン削減可能な大型の装置をつくって工場で実証実験を行い、再来年以降に、炭酸カルシウムと製造技術の販売を開始する計画です。

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