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殺処分ゼロを目指して… 「犬猫サポート寄附金」による支援を呼びかけ 愛知・名古屋市

2024年3月1日 16:08
殺処分ゼロを目指して… 「犬猫サポート寄附金」による支援を呼びかけ 愛知・名古屋市
画像提供:名古屋市動物愛護センター

名古屋市は、2029年度までに「犬猫の殺処分ゼロの達成・維持」を実現するため、「犬猫サポート寄附金」による支援を呼びかけています。

市内における犬の殺処分は2016年にゼロを達成していますが、猫については動物愛護センターに収容される頭数が未だ多く、2022年度で見ると、犬の収容が62頭だったのに対し、猫は938頭も収容されていて、そのうちの約半数にあたる460頭は、野良猫に生み捨てられた子猫でした。猫の殺処分ゼロを達成するには、まず収容頭数を減らす必要があり、そのためには野良猫の繁殖を防止することが最も重要な課題となっています。

市ではボランティアや獣医師会と協力しながら、野良猫を捕獲(Trap)し、避妊去勢手術を実施(Neuter)した後に元の場所に戻す(Return)TNR活動や、野良猫へのエサやりやフン尿の片づけなどを行う地域猫活動を実施。また、収容された犬猫を譲渡につなげるため、ワクチン接種や治療、人慣れトレーニングなどを行いながら定期的に譲渡会も開催していて、9日も同センターで猫の譲渡会を開催する予定です。

「犬猫サポート寄附金」はこのような活動を続けるために使用されていて、市のホームページによると、2022年には約7782万円の寄附金が集まり、「野良猫の避妊・去勢手術」「動物愛護センターでの飼育や治療」「動物愛護の普及啓発」「譲渡ボランティアへの支援」などに活用されたということです。

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