岐阜県高山市のアパートで、5人が死傷する火事があり、放火したとして住人の男が逮捕された事件で、岐阜地検は22日からこの男の刑事責任能力などを調べる鑑定留置を始めました。


この事件は、8月8日、高山市の無職森江琉聖容疑者（23）が、アパートの自分の部屋に火をつけ、全焼させた疑いで逮捕されたものです。

焼け跡から2人の遺体が見つかり、住人ら3人がケガをしていて、岐阜地検は、22日から森江容疑者の刑事責任能力の有無などを慎重に判断するため、鑑定留置を始めました。
期間は11月21日までです。

森江容疑者は警察の調べに対し「自殺しようと火をつけた後、首をつろうとしたが、怖くなって逃げた」などと容疑を認めていました。