最大最強の“コモドドラゴン” 23日から東山動植物園で公開 飼育担当が語る「タロウ」の性格は…
体長約2.7m、体重約50キロ。堂々としたたたずまいです。
このタロウのお世話をしているのが飼育員の川島ひかりさん。
タンチョウなどの鳥の世話をしていますが、日本では唯一、東山動植物園だけで飼育される”コモドドラゴン”の担当に抜擢されたんです。
飼育担当 川島ひかりさん:
「小さな頃からコモドオオトカゲが大好きだったので、担当になれて、すごくうれしかった」
夢が叶った川島さん。シンガポールに出向き飼育方法を学んできました。
飼育担当 川島さん:
「大きめのネズミであるラットや鶏の頭だったり、あとは鶏肉・魚なんかもあげています」
エサのあげ方にも工夫があるようで…。
飼育担当 川島さん:
「コモドオオトカゲは舌を出しながら、においを嗅いで獲物を探す。エサを細かく切って、タロウににおいを嗅いで探してもらいながら、食べてもらおうと細かく切って、いろいろな箇所に設置するということをやりました」
時にはニワトリ一羽丸ごとを与えたことも。食いつくと、口にくわえて…そのままゴクリ。
そして、注意しているのが安全対策。コモドドラゴンの歯には強力な毒があるため柵にはしっかりと鍵をかけ、飼育員2人でチェックをする徹底ぶり。
ほかにもコモドドラゴンが生息する地域の植物に似たものを育てるなど、できる限り、タロウが馴染める環境づくりをしてきました。
その甲斐あってか“意外な反応”が。
飼育担当 川島さん:
「名前を呼んだりエサをあげると、よく来てくれたり」
なんと名前に反応するというのです。
そんなタロウの性格は…。
飼育担当 川島さん:
「タロウはまだ若いので、とても食欲が旺盛で人への反応は強い性格かなと」
いよいよ8月23日に、一般公開されるコモドドラゴン。園内のグッズ店ではこんな準備が。
ズーボの森 杉江剛さん:
「正面のところで、お客さんが見て、ワァって驚けるようにボリューム感と立体感を出したレイアウト」
並んでいたのは、コモドドラゴンのグッズ。今後はタロウをモチーフとしたものも販売したいとのこと。
ズーボの森 杉江さん:
「東山動植物園でしか飼育されていないコモドドラゴンですので、人気が出ると思うのでグッズもたくさん売れるのではと期待している」
待ちに待った一般公開は23日の午前9時からです。