校長などに昇任するための審査 校長推薦廃止し自薦方式に 名古屋市教委
名古屋市教育委員会は、来年度の教員の人事について、校長などに昇任するための審査で校長の推薦を必要としない自薦方式に変更しました。教育委員会が校長会などから金品を受け取っていた一連の問題を受けての対応だということです。
名古屋市では、校長、教頭、教務主任のいわゆる「三役」に昇任する審査を受けるためには、所属する学校の校長の推薦書が必要でした。
しかし、去年発覚した市教委の金品授受問題の調査チームから、「校長による推薦制度が上司に忖度するような職場環境を生んでいる」などの指摘を受け廃止しました。来年度以降に「三役」へ昇任する職員については、自薦方式による選考審査が適用されることになります。
ただ、日ごろの仕事ぶりなどについて、校長がまとめた意見書は必要になるということです。
名古屋市の広沢市長は、20日の定例記者会見で「特定の団体の顔色をうかがう悪い習慣がなくなることはいいこと」話しました。