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人気商品は“跳び箱”や“技術室の工具” 不要になった学用品をメルカリに出品 収益は来年度の町の財源に 愛知・南知多町

2025年1月27日 16:09
人気商品は“跳び箱”や“技術室の工具” 不要になった学用品をメルカリに出品 収益は来年度の町の財源に 愛知・南知多町
不要になった学用品などをメルカリに出品(提供:南知多町)
愛知県南知多町が、学校の統廃合や公民館の廃止などで出る不要品の処分に、インターネット上のフリーマーケットサービスを活用しています。

同町では2020年以降、少子化による学校の統廃合が行われていて、小学校は8校から5校、中学校は5校から2校に減少。町のホームページに公開されている統計データによると、2005年は2677人だった15歳未満の人口は、2020年には1471人となっています。

さらに、公共施設再配置計画により公民館の廃止なども予定されていたことから、不要品の処分費の削減や、循環型の社会の実現を目指し、2024年9月、フリーマーケットアプリ内でネットショップを出店することができるサービス「メルカリShops」に、南知多町公式ショップを開設しました。

販売ページに並ぶのは、児童・生徒用の机や椅子、教師用の三角定規や分度器、理科室の鉱物標本、音楽室のギターなどの学用品が中心で、価格は数千円程度のものが大半です。

町の担当者によると、跳び箱や技術室で使用していた電動工具は、出品するとすぐに売れてしまうほど人気だといい、「意外なものが売れることもあるので、これは売れないだろうと決めつけず、なんでも出品するようにしている」と話します。

1月24日時点で、出品数152品のうち62品に買い手が付き、売上から手数料などを引いた販売利益は27万5755円で、収益は来年度の町の財源として活用するということです。
最終更新日:2025年1月27日 16:09
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