栄のデパートの上で“養蜂” 2年目はミツバチを1.5倍に増やし挑戦! 「百貨店の屋上に新価値を」 名古屋三越
名古屋・栄のど真ん中で行われている“養蜂”。今年はミツバチの数を去年の1.5倍に増やし、採蜜量増加を狙います。
去年から始まった『MITSUHACHI(ミツハチ)プロジェクト』。名古屋三越とオリエンタルビル、名古屋学院大学の3社がタッグを組んだもので、名古屋三越栄店(中区)の屋上の一角で養蜂を行っています。
養蜂を通じて地域の活性化や地域コミュニティーとの関係強化を目指すだけでなく、名古屋市や障害者福祉団体と協力し、障害者雇用の促進などにも取り組んでいて、去年は採蜜したハチミツの瓶詰め作業などを地域の障害者就労支援センターが行いました。
去年販売したハチミツは、用意された150個が完売。今年はミツバチの数を昨年の1.5倍の3万匹に増やし、3月中旬から養蜂を開始しました。採蜜目標は昨年の6倍(去年は10キロ)で、去年は採蜜量が少なく断念した名古屋三越の食品フロア店舗とのコラボレーションも目指したいとしています。採蜜は定期的に行われ、夏から秋頃の商品化を目指しているということです。
名古屋三越は、「“百貨店屋上の新しい価値創造”をテーマに、地域連携を通じてミツバチが街と人と自然をつなげるモデル事業を目指したい」としています。