強い台風10号、週明けにかけゆっくりと列島を縦断か 厳重警戒
強い台風10号は、週明けにかけて、ゆっくりと日本列島を縦断するおそれがあります。
鹿児島県に出されていた台風に伴う特別警報は昼前に警報や注意報に切り替わりましたが、今後も厳重な警戒が必要です。
台風10号は、暴風域を伴ったまま、30日朝にかけて、九州北部をゆっくりと東寄りに進むでしょう。その後も速度は上がらず、来月1日にかけて、西日本を進んだ後、2日から3日は、東日本を進むとみられます。
すでに九州では、記録的な大雨となっていますが、30日昼までに予想される雨量は、九州と四国で400ミリ、東海で300ミリなどとなっていて、その後も雨量は増える見込みです。
30日にかけて九州や四国、東海では線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、最大級の警戒が必要です。
また九州や四国では、30日にかけて最大瞬間風速45メートルから50メートルの猛烈な風が吹くおそれがあり、西日本を中心に、暴風、大雨、高波、高潮に、厳重な警戒が必要です。