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【速報】“ロマンス詐欺”初の被害まとめ 女性被害者の方が多く、平均被害額は1100万円超

2024年3月7日 10:15
【速報】“ロマンス詐欺”初の被害まとめ 女性被害者の方が多く、平均被害額は1100万円超

SNSを使った投資詐欺といわゆる“ロマンス詐欺”の被害状況を警察庁が初めてとりまとめました。去年の被害額の合計は特殊詐欺を超える額になっています。

警察庁は初めてSNS型投資詐欺と、恋愛感情などを利用して金銭をだましとるロマンス詐欺の被害についてとりまとめました。去年の認知件数はSNS型投資詐欺が2271件、ロマンス詐欺が1575件、被害額はあわせておよそ455億円で特殊詐欺の被害額を超えています。

被害の具体例としては、SNS型投資詐欺ではフェイスブックで知り合った女に「確度の高い資産運用があり、叔父が金融取引の専門家なので大丈夫」などと言われだまされた事例やロマンス詐欺では自称東京に住むアメリカ人の男に「先物取引を勉強していて、一緒に生活していくためのお金を増やそう」などと言われだまされた事例があるということです。

SNS型投資詐欺は男女ともに50代の被害が多く、自称投資家などがダイレクトメールで誘う手口がみられます。ロマンス詐欺は女性被害者の数が男性よりやや多く、男性では高齢の被害者が多くなる傾向があるということです。

平均の被害額は1100万円あまりで、外国人や在外の日本人を名乗る人間とSNSやマッチングアプリで知り合い、最後は一緒に投資を誘うケースが多いということです。

警察庁は部門を超えた捜査を行いSNS事業者などと連携して対策を図る方針です。