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特殊詐欺「受け子」や「出し子」に…SNSからの応募が最多 警察庁が公表

2023年10月3日 19:14

警察庁は、特殊詐欺事件で検挙された容疑者の供述などをもとに、「受け子」や「出し子」になった経緯を初めてまとめ、公表しました。SNSからの応募が最も多かったということです。

警察庁によりますとことし1月から7月までに検挙した特殊詐欺事件の「受け子」や「出し子」などの容疑者、1079人のうち、受け子などになった経緯で最も多かったのは「SNSからの応募」で506人に上りました。次に「知人などからの紹介」が続き、297人となっています。

年代別で最も人数の多い20代の容疑者では「SNSからの応募」がおよそ54パーセントで最多なのに対し、10代の容疑者では「知人からの紹介」が最も多くおよそ57パーセントを占めました。

また葬儀社のアルバイトや配送スタッフなどを装い、正規の求人情報サイトに掲載された求人に応募した事例も50代以上では、およそ26パーセントに上るなど依然として一定の割合を占めており、警察庁が実態解明を進める方針です。