特殊詐欺 国際電話「+1」から始まる番号など急増
今夏以降、国際電話の番号を使った特殊詐欺が急増しているとして、警察庁が注意を呼びかけています。
特殊詐欺に使われたとして、去年から今年にかけて警察庁に報告された電話番号は4118件ありました。このうち、国際電話の番号を使った犯行は今年6月は201件でしたが、7月には969件、9月には2192件と急増しているということです。
アメリカやカナダの「+1」から始まる番号が最も多く、マレーシアなどの番号からかけてくる例も増えています。インターネット回線を利用した「050」番号への対策が強化されたのが、急増した理由の一つとみられています。
犯行グループはアプリを使って手軽に国際電話の番号を取得し、日本国内や東南アジアなどから電話をかけているとみられ、犯行手口は通常の架空料金請求詐欺などが多いということです。
警察庁は海外の番号からの着信を休止にするなど、対策を取ってほしいと呼びかけています。