有料ネット広告「『他でうまくいった』と勧められ…」江東区長が供述 柿沢議員は“提案”認め法務副大臣辞任
公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けた東京の木村弥生江東区長が、有料のネット広告を出すことについて、自民党の柿沢未途衆議院議員から、「『他でうまくいったからやった方がいい』と勧められた」などと、特捜部の任意の調べで供述していることが関係者への取材でわかりました。
木村区長は今年4月の江東区長選挙で、陣営が動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出した疑いで先月、特捜部の家宅捜索を受けました。
その後の関係者への取材で、木村区長が特捜部の任意の調べに対し、「柿沢さんから『他でうまくいったから、やった方がいいよ』と勧められて、それに基づいてスタッフに指示した」などと供述していることが新たにわかりました。
柿沢議員は、木村区長に有料のネット広告を出すことを提案したと認め、先月31日に法務副大臣を辞任しましたが、「違法性の認識はなかった」と説明しています。