柿沢法務副大臣が辞任 江東区長選で木村区長陣営に“有料広告提案”
東京都江東区長選挙で、木村区長陣営に有料広告を出すよう提案していた問題で、柿沢法務副大臣は31日、副大臣を辞任しました。
岸田政権としては、先月の内閣改造後、女性問題で辞任した山田文部科学政務官に続き、早くも2人目の辞任となります。政権の支持率の低迷が続く中で、さらに痛手となった形です。
柿沢法務副大臣をめぐっては、区長選挙で柿沢氏自身が木村区長に対して、有料広告を出すよう提案したと話していることがわかっています。柿沢氏はその責任をとりたいとして、辞表を提出しました。政府は持ち回り閣議を開いて、辞任を正式に決めました。
国会では、野党側が柿沢氏の出席を求めましたが、与党側は「すでに副大臣を辞任している」と拒否し、参議院予算委員会の審議は中断していました。
この問題をめぐって、岸田首相は「任命責任を感じている」と述べました。
立憲民主党 蓮舫議員
「柿沢法務副大臣が辞表を提出されました。ご承知ですか」
岸田首相
「先ほどメモで報告を受けました」「任命から間を置かずして、本人が辞表を出したこと、このことについては私自身、任命責任を感じなければならないと思っております。国民の信頼回復のために、先頭に立って努力をさせていただきます」
予算委員会は31日午後、再開されました。