柿沢氏、法務副大臣の辞表を提出 岸田首相「任命責任を感じている」
柿沢法務副大臣は31日午前、副大臣の辞表を提出しました。岸田政権では、先週、山田文部科学政務官が女性問題で辞任したばかりで、臨時国会が始まって、早くも2人目の辞任となります。岸田首相は「任命責任を感じている」と述べました。
立憲民主党 蓮舫議員
「柿沢法務副大臣が辞表を提出されました。ご承知ですか」
岸田首相
「先ほどメモで報告を受けました」「任命から間を置かずして、本人が辞表を出したこと、このことについては私自身、任命責任を感じなければならないと思っております。 国民の信頼回復のために先頭に立って努力をさせていただきます」
柿沢副大臣の辞表提出を受け、政府はこのあと持ち回り閣議を開いて、辞任を正式に決定します。
一方、立憲民主党の蓮舫議員は、期限付きの所得税などの定額減税について、「減税は一度だけなのか」とただしました。
立憲民主党 蓮舫議員
「所得税減税は1回で終わらない可能性があるんですかって伺ってます」
岸田首相
「賃上げを実現するために、このデフレに後戻りさせないために、国民への還元、減税を考えている」
立憲民主党 蓮舫議員
「1回で終わるんですね」
岸田首相
「1回で終われるように経済を盛り上げていきたいと思っております」
蓮舫議員はまた、防衛増税が控える中で、「減税した分は貯蓄に回され、消費に使われないのではないか」と指摘しました。これに対し岸田首相は、「今回の経済対策と、防衛力強化の税制措置(防衛増税)は目的が違う」と述べました。