第二種免許の取得が1日短く? 最短で5日と1時限の技能教習で取得可能に ドライバー不足解消に期待 警察庁
タクシー業界などの人手不足を受け、警察庁は指定自動車教習所での第二種免許の技能教習について1日あたりの教習時間の上限をひきあげ、短い日数で取得できるようにする方針を固めました。
警察庁は指定自動車教習所での大型第二種免許、中型第二種免許、普通第二種免許の技能教習について、1日あたりの教習の上限時間を緩和し、教習期間を1日短くできるようにする方針を固めました。
タクシー業界などの人手不足が問題となる中、この緩和によって第一種免許を持つ人が第二種免許を取得しやすくなればドライバー不足の解消にもつながると期待されています。
現状の技能教習は合計21時限の受講が必要で、1日あたり3時限が上限のため7日間で取得可能ですが、これを1日あたり4時限まで受けられるよう上限を緩和することで最短で5日と1時限で取得が可能になります。
今年1月から2月に都内と埼玉県の4か所の教習所で、実験的に1日4時限で技能教習を実施したところ、受講者の疲労度に影響はみられなかったということで、警察庁は今後、意見募集を行った上ですみやかな施行を目指す方針です。