小学生の「永久歯」誤って抜く医療ミス 手術から4年、検査し判明
兵庫県尼崎市の県立病院で、5年前、小学生の永久歯を誤って抜く、医療ミスがあったことがわかりました。
医療ミスがあったのは、「県立尼崎総合医療センター」です。兵庫県によりますと、2019年、県内に住む当時10歳未満の小学生が、本来より多い歯「過剰歯」を抜く手術を受けました。その際、抜くべき歯のすぐ近くにある永久歯の犬歯1本を、誤って抜いてしまったということです。
手術から4年たった去年3月、永久歯が生えてこないことから検査したところ、明らかになりました。
現在、痛みはなく、食事に影響はないということですが、今後、あごの成長を待って矯正やインプラントなど、治療方針を決めるということです。
県は、歯を抜く前のCT画像の確認を徹底するなど、再発防止に取り組むとしています。