埼玉・八潮市陥没事故 下水を川に流す緊急放流、今月3日に終了

今年1月、埼玉県八潮市で発生した陥没事故で、埼玉県は陥没現場であふれ出す下水の量を減らすために実施していた下水を川に流す緊急放流を今月3日に終了しました。
今年1月、八潮市で起きた道路陥没事故では、トラック運転手の安否がいまもわからないままですが、下水道管に残された運転席に運転手が取り残されている可能性があり、救助活動に向けた準備が進められています。
陥没現場では、あふれ出す下水が救助活動を阻んでいたため、県は下水の量を減らすため、現場の上流部分で下水をくみ上げ、春日部市内のポンプ場から下水を川に流す緊急放流をおよそ1か月にわたり続けてきました。
その後、陥没現場を迂回(うかい)する形でつくった下水のバイパスなどに一定の効果が得られたとして、埼玉県は下水の緊急放流を今月3日で終了しました。
県は、雨や雪などの影響次第では、再び緊急放流を行う可能性があるとしています。
最終更新日:2025年3月4日 13:23