十島村で震度5弱 気象庁“当分、震度5弱程度発生も”注意呼びかけ
13日午後4時10分ごろ、鹿児島県の十島村で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。気象庁は当分の間は、震度5弱程度の地震が発生する可能性があるため注意してほしいと呼びかけています。
気象庁によりますと午後4時10分ごろ、トカラ列島近海を震源とする最大震度5弱の揺れを観測する地震がありました。
鹿児島県の十島村の中之島で震度5弱を観測、十島村の口之島で震度4を観測したほか、鹿児島県の広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。この地震による津波の心配はありません。
気象庁は、揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどがおこりやすくなっている可能性があるため、注意してほしいと呼びかけています。
トカラ列島近海では11日、震度4の揺れを観測する地震が発生しましたが、13日夕方の震度5弱の地震発生以降、午後5時半までに震度1以上の地震が9回発生するなど地震活動が活発になっています。
このため、気象庁は当分の間は、震度5弱程度の地震が発生する可能性があり、注意してほしいと呼びかけています。
また、気象庁は当初、地震の規模を示すマグニチュードを5.1、震源の深さ10キロと発表していましたが、精査した結果、深さを12キロに修正しました。
気象庁によりますと、震源のトカラ列島近海付近ではややまとまった地震活動が時々ありますが、これまでのところ、周辺の火山活動に特段の変化はないということです。