新型コロナ 全国すべての地域で感染者の減少傾向続く 厚労省専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚労省の専門家会議は、全国のすべての地域で感染者の減少傾向が続いていると報告しました。
専門家会議は、全国の新型コロナの感染者の今週先週比は0.59で、病床使用率や死亡者の数、救急搬送困難事案の数なども減少傾向だと報告しました。
ただ、中国からの入国者や新たな変異株による影響など、引き続き注視するとしています。
一方、会議では今後の感染対策のあり方について、専門家有志の見解が示されました。
見解では、マスク着用や3密回避など、今後の身近な感染対策については「政府の要請に基づく一律の感染対策から、個人や集団のリスクに応じて主体的に選択し、実施することになる」とした上で、「医療の専門家や政策決定者が一方的に決めるのではなく、市民との対話を通じて、合理的で、市民が納得できる対策が目指すべき方向性」だとしました。