環境省が“ヒアリ対策”を来年4月から強化へ 刺されると最悪「死に至るおそれ」も
強い毒を持つヒアリの国内での確認数が過去最多となったのをうけて、環境省は来年4月からは、ヒアリのような虫が確認された場合、ヒアリかどうか調べている間も荷物などの移動などを禁止できる厳しい措置をとることになりました。
環境省は、強毒をもつヒアリを「要緊急対処特定外来生物」に指定し、来年4月から対策を強化することを決めました。
ヒアリは攻撃性が強く、刺されると最悪の場合、死に至るおそれもある南米原産のアリで、今月2日には広島県の福山港周辺で、国内では過去最多となる1万匹以上が見つかりました。
要緊急対処特定外来生物に指定されると、港などでヒアリとみられる生物が発見され、ヒアリかどうか特定作業を行う間も輸入品などの移動を禁止させることができるほか、輸入許可が出た後でも検査や消毒・廃棄命令を出すことが可能になります。