竜王戦七番勝負第3局 竜王の藤井聡太七冠が勝利、成績を2勝1敗に
将棋界最高峰の戦い、竜王戦の七番勝負は第3局が京都市で行われ、竜王の藤井聡太七冠が勝ちました。
竜王戦七番勝負は、第3局が25日から京都市の「仁和寺」で行われていました。竜王の藤井聡太七冠は、タイトル初挑戦の佐々木勇気八段を挑戦者に迎え、竜王戦4連覇を目指しています。
第2局までで勝敗は、お互いに1勝1敗。第3局では、お互い譲らぬ展開が続き、2人はおやつに「くま最中」などを食べながら、一手一手、じっくりと考えながら指し進めました。(写真:おやつ)
激しい攻め合いの末、やがて形勢は藤井七冠に傾き、26日午後6時26分、99手までで佐々木八段が投了。藤井七冠が勝って成績を2勝1敗としました。
先に4勝するとタイトルを獲得する竜王戦七番勝負。第4局は来月15日と16日に大阪府茨木市で行われます。
■終局後のインタビュー
藤井聡太七冠「あまり予想していない戦型になって、こちらから、どういうふうに攻めの形を作っていくのかがわからなくて、つんのめったような攻め方をしてしまって、1日目の時点で失敗したかなと思っていました。第2局と第3局、内容としては、かなり押されてしまっていると思うので第4局は少し間が空くので、いい状態で臨めるように準備したいと思います」
佐々木勇気八段「一手一手、難しい将棋と思っていました。終盤は、こちらが気がついたら負けということが多いので、そのあたりをなんとかしたいと思います」
(写真提供:日本将棋連盟)