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“辺野古埋め立て”設計変更不承認めぐる訴訟終結 判決は来年3月16日

2022年12月1日 17:54
“辺野古埋め立て”設計変更不承認めぐる訴訟終結 判決は来年3月16日

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てをめぐり、沖縄県と国との間で新たな裁判が始まり、弁論が終結しました。

この裁判は、辺野古の埋め立て予定海域で、広範囲にわたって軟弱な地盤が見つかったことをうけて、防衛省が申請した設計の変更を沖縄県が不承認としたのに対し、国交相が、裁決で不承認を取り消した上、あらためて県に承認するよう是正の指示をした問題をめぐるものです。

沖縄県は、裁決と是正の指示が地方自治への違法な国の関与にあたるとして提訴し、福岡高裁那覇支部で1日、第1回の口頭弁論が開かれました。

1日は沖縄県の玉城知事が意見陳述を行い、設計変更の申請を不承認とした自身の判断に誤りはないと強調したのに対し、国は請求棄却を求めました。

裁判は1日で弁論が終結し、判決は来年3月16日に言い渡されます。