×

平年より“厳しい暑さ” ワキ汗・ニオイ対策は? 汗による“肌荒れ“にも注意

2022年8月8日 22:19
平年より“厳しい暑さ” ワキ汗・ニオイ対策は? 汗による“肌荒れ“にも注意

全国的に、平年より厳しい暑さが予想される今年の夏。気になるのは“脇汗”やニオイですが、それらに対策するための商品が売れ筋となっています。一方、皮膚科ではこの夏、汗による“肌トラブル”を訴える患者が相次いでいます。

    ◇

厳しい暑さで、街の人が気にしていたのは、脇から噴き出す汗です。

男性
「汗がどば~ってなってて、脇の方はシャツまで(汗が)出ています」

女性
「走って汗かいてそのまま電車乗って。人との距離感近いと(ニオイが)不安になりますね」

    ◇

全国的に平年よりさらに、厳しい暑さが予想される今年の夏。“脇汗”など汗をいつもより気にする人も多いようです。


都内にある雑貨店では、脇汗によるニオイをやわらげるタイプの商品が売れ筋に。去年と比べ約1.5倍に売り上げを伸ばしているといいます。中でも、人気の新商品が――

銀座ロフト 健康雑貨チーフ・鈴木祐一さん
「『わきぽんっ』という商品になります。中に粉が入っていますので塗り込むことで、ほかの商品(スプレーなど)に比べるとサラサラ感がより感じられるかなと」

外出先でも持ち歩けるコンパクトなパウダーで、脇に直接、ポンポンとつけます。パウダーが、汗を包みこむため、ニオイが気になりにくくなるといいます。

銀座ロフト 健康雑貨チーフ・鈴木祐一さん
「8月にはいってから約6倍くらい、売り上げがかなり上がっている商品」

    ◇

“脇汗”対策の商品は、肌着メーカーでも売れ筋になっています。脇部分に汗取りパットがついている洋服の下に着るインナーは――

グンゼ広報担当 前川真由美さん
「(インナーの)肌側で汗をきっちり吸って、アウターにしみ出しにくい加工が施されています」

汗にみたてた水をパットの部分に噴射してみると…

記者
「表側をおさえてみても、まったく水が染みていません」

また、特殊な加工がされた生地を使用しているため、汗のニオイも気になりにくいといいます。

    ◇

都内にある皮膚科では、この夏、汗による“肌トラブル”を訴える患者が相次いでいます。

30代の女性は、足の裏が所々赤くなり皮がむけた状態になっていました。

患者(30代)
「ここまでひどくなったのは、今回が初めて」

これは、足の裏などに、汗をかき過ぎて、水ぶくれなど炎症を起こし悪化したものです。

患者(30代)
「2日前に急にできてほんとに痛くて、歩くのここまで来るのにもやっとの状態」

吉祥寺まなみ皮フ科 葉山愛弥院長
「(汗トラブル起きやすいのは)関節部位、ひじだったり脇だったり。首の後ろも、髪の毛とかで蒸れたりしてしまう部分」

汗をかいたらこまめに拭き取り、水で洗い流すなど清潔に保つことが重要だということです。