せき止め薬など“増産支援”で検討…新型コロナやインフル流行で不足 厚労省
新型コロナウイルスやインフルエンザの流行で不足している、せき止めなど一部の薬について、厚生労働省は増産に向けた支援を行うことで検討していることを明らかにしました。
せき止めや、たんを出しやすくする薬は新型コロナや季節性インフルエンザなどの流行で需要が増え、薬局や医療機関で入手が困難な状況が続いています。
これを受け厚労省は、これまでに主要な製薬会社8社に対し、増産に向けた対応をするよう要請しています。
その結果、年内は別の薬の製造ラインを融通することなどにより、9月末時点より1割以上供給量が増える見通しがついたということです。
その上で、来年以降さらに増産するため、製薬会社が生産ラインの稼働時間を増やしたり、設備の強化などをはかったりした場合は政府が支援することなどを検討していて、月内にまとめる経済対策に盛り込む考えであることを明らかにしました。