佳子さまギリシャ訪問へ 天皇陛下へご挨拶 「進講」で熱心に学ばれ準備 的確な質問も…
25日にギリシャ訪問へ出発される、秋篠宮家の二女・佳子さま。23日午後、天皇陛下に訪問前のあいさつをされました。佳子さまは、訪問に向け精力的に準備を進め、ギリシャの歴史や文化などについて「進講(しんこう)」を受けられているということです。
23日午後、秋篠宮家の二女・佳子さまは、天皇陛下にギリシャ訪問前のあいさつをするため、半蔵門から皇居に入られました。
佳子さまは、外交関係樹立125周年と、「日本・ギリシャ文化観光年」を迎えているギリシャを公式訪問するため、25日に日本を出発されます。
佳子さまはギリシャ訪問に先立ち、今月16日に都内のギリシャ大使公邸を訪れ、昼食会に臨まれました。
佳子さま
「本日は、お招きありがとうございます」
側近によると、佳子さまは、昼食会でギリシャの文化などについて話されたということです。
佳子さまの外国公式訪問は、去年11月のペルー訪問以来で、3回目となります。
ペルーでは、佳子さまは若草色の振り袖姿で、ペルー初の女性大統領となったボルアルテ大統領を表敬訪問したほか、日本の手話とは異なる、ペルーで使われている手話で、聴覚に障害のある子供たちと交流するなど、精力的に国際親善に臨まれました。
インカ帝国時代の遺跡である、世界遺産・マチュピチュ遺跡を視察した際は、感嘆の声をあげられた佳子さま。
佳子さま
「この場に立って見てみると、『おー』という感じがすごくします。何かすてきな空気を感じます」
今回のギリシャ訪問でも、世界遺産のパルテノン神殿などを視察される予定です。
訪問に向けて、精力的に準備を進められているという佳子さま。日本とギリシャに関わる人たちと面会を重ね、ギリシャの歴史や文化などについて「進講(しんこう)」を受けられているということです。
佳子さまは、日本が壁画の修復に協力した、サラミナ島のファネロメ二修道院を視察される予定ですが、その壁画修復事業に携わった日本人研究者と先月、面会し、「進講」を受けられました。
日本テレビは、佳子さまに「進講」した研究者を取材し、どんな話をしたのか、聞きました。
共立女子大学 木戸雅子 名誉教授
「有名な古代ギリシャ文明から現代のギリシャの間がどうなっていたのかは、改めて考えないと、誰も意識しない世界。それを、なるべくわかりやすく、どういうところにポイントを置いて見ればよいのか、ということを考えてお話ししました」
「ご進講、結局3時間半くらいかかってしまったんですけど、(佳子さまは)本当に熱心に、大きな目で画面を一生懸命見て、それでメモもちゃんとおとりになって、ずっと聞いてくださっていて」
佳子さまは終始熱心に聞き、的確な質問もされたといいます。
共立女子大学 木戸雅子 名誉教授
「(現代のギリシャ人の)精神的なバックボーンがどこにあるかということを、かなり例を出してお話ししたんですけど、(佳子さまが最後に)“そのあたりのところをもう少し伺いたい”ということをおっしゃってましたけど、その質問をなさったということは、私が一番伝えたいことを、ちゃんとわかって聞いてくださっていたんだなということが、よくわかりました」
佳子さまは、来月1日に帰国される予定です。