“一番列車”出発進行 北陸新幹線、金沢ー敦賀間延伸 北陸全体の復興への思い乗せ走る
北陸新幹線の金沢ー敦賀間が16日開業しました。整備計画の決定から半世紀余り。金沢延伸からは9年。一番列車となる「かがやき502号」は北陸の復興の願いも込め、敦賀から東京へ向かいました。(3月16日)
県内には北から順に、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4つの新幹線駅が設けられ、このうち敦賀駅では、午前5時すぎから開業式典が行われた後、ホーム上で出発式があり、敦賀駅長とモデルで女優の中条あやみさんが「出発進行!」と大きな声で出発の合図を送りました。
東京‐敦賀間を直通する「かがやき」や「はくたか」は、1日14往復運転され、東京と福井は最速2時間51分、東京と敦賀は最速3時間8分で結ばれ、福井から首都圏へのアクセスが向上します。 富山‐敦賀間では、敦賀発着となった特急サンダーバードやしらさぎと接続する「つるぎ」が往復します。
1月1日の能登半島地震で石川県を中心に観光への影響も広がる中、16日からスタートする「北陸応援割」とともに、新幹線は北陸全体の復興への思いも乗せて走ります。