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地産地消のメンマ ラーメンの脇役が“主役”に 竹林整備をきっかけに商品化 伸びすぎたタケノコを活用 越前市坂口地区

2024年9月2日 18:48
地産地消のメンマ ラーメンの脇役が“主役”に 竹林整備をきっかけに商品化 伸びすぎたタケノコを活用 越前市坂口地区
中華そばに映える大ぶりのメンマ

ラーメンの脇役「メンマ」が、主役になって登場です。越前市内で、地産地消を目指したメンマ作りが本格化し、市内の飲食店で提供が始まっています。

荒れる竹林の整備に向け、越前市坂口地区の「里山工房さかのくち」では、おととしから、モウソウチクの幼竹を使ったメンマ作りに取り組んでいます。伸びすぎたタケノコをメンマに加工するもので、このほど商品化にこぎつけました。

市内の飲食店では、中華そばのだしで煮込み、優しい味に仕上げました。

■食べた男性
「全然違うね。他で食べるのは“すじ感”が残っているけど、これはない。メンマラーメンでいける」
■食べた女性
「ピリ辛メンマとかあったらいいな。ビールのおつまみに」

客の反応は上々で、今年は540キロを作り、来年から増産する計画です。

■リポート・東海佳奈子キャスター
「器の端から端まで、ドンと乗ったメンマ。こんなに長いの見たことない。主役です」
「いただきます。シャッキ、シャキ。でも、柔らくて食べやすい」

■武生麺類組合 副組合長 栗塚明さん
「すごく柔らかいメンマなので、しっかり味も入るし、調理もしやすい」

モウソウチクの幼竹を使ったメンマは今後、食品スーパーでの販売も予定されています。

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