若狭の伝統工芸や食の魅力をタイに売り込み 田舎の風景も人気 万博会場からもアクセス良し
来年の大阪・関西万博に向けて、タイの旅行会社を招いての視察ツアーが5日に若狭地方であり、伝統工芸や食などの魅力を売り込み、嶺南の周遊観光につなげます。
この視察ツアーは近畿経済産業局や自治体などが連携して開いたもので、タイの旅行会社3社の社員が4日から2泊3日の日程で参加しています。
2日目は、小浜市の御食国若狭おばま食文化館で若狭塗の箸の研ぎ出しを体験し、小浜の伝統工芸に触れました。
またおおい町にある観光いちご園ではいちご狩りを楽しみ、利用可能な時期や収容人数など施設の受入体制について説明を受けました。
■タイの旅行会社社員
「もともとタイ人は日本に旅行に来るのが好きで、皆さん日本に来るのを楽しんでいるが、初めて若狭地方に来て、こういった体験をして、田舎の風景も含めて、ここで出会った人も含めて皆さんとても愛らしくて、とても感動している」
「とても可能性のある地域だと思った 美しい海、美しい景色とおいしい食事がある」
近畿経済産業局によりますと、タイはアジア諸国のなかでも日本はリピート率が7割を超えていて、地方を訪ねたいというニーズが高く、一人当たりの旅行支出額も大きいということです。
嶺南地域は大阪・関西万博の会場からアクセスが良く、伝統産業や食、自然など観光メニューが豊富なことから、近畿経済産業局では、今後も視察ツアーを企画して、タイに情報提供するとともに、受入側の課題も洗い出して誘客につなげたいとしています。