"踊り念仏"で先祖の御霊供養 小浜市で「六斎念仏」 若狭地方のお盆の伝統行事
小浜市西相生にある奥窪谷集落で14日、若狭地方のお盆の伝統行事「六斎念仏」が営まれました。子どもたちが仏壇の前で太鼓を打ちながら踊り、先祖の御霊を供養しました。
14日は「カンバン」と呼ばれる黄色の着物を着た小学生らが集落内の家を回り、仏壇の前で3人1組になって鉦と念仏に合わせて太鼓を打ちながら踊る踊り念仏を奉納しました。
奥窪谷の六斎念仏は今から300年以上前の江戸時代中期から奉納されていたとされ、県の無形民俗文化財にも指定されています。
■参加者
「いつもより上手にできなかったけど失敗せずに上手にできてよかった」
「みんなが幸せになるお盆になれたらいいなと思う」
一行は約2時間半かけて集落内の家を順番に回り、先祖の御霊を供養するとともに疫病退散を祈りました。