春を感じる「啓翁桜」出荷 温度管理で開花のタイミング図る 池田町・水海地区
啓翁桜の出荷に向けた作業=14日午前10時ごろ、池田町水海
雪が残る池田町の山あいで「啓翁桜(けいおうざくら)」の出荷が続いていて、3月には淡いピンク色の花がひな祭りや卒業式を彩ります。(2月14日)
雪に覆われた池田町の水海(みずうみ)地区。ストーブで暖めた小屋の中で、啓翁桜の枝の長さを整える作業が続いています。
木戸康則さん(72)は、退職を機に10年ほど前から畑で啓翁桜の栽培を始め、つぼみが付いたタイミングで順番に枝を切り落とし、温度や日当たりに気を配って開花の時期を調節しています。
出荷した後、室温20度くらいの所に置いておくと、1週間ほどで淡いピンク色の花を咲かせるということです。
■木戸康則さん
「冬の寒い間、暖かい春のことを思いながら、それぞれの時期の桜を楽しんでいただけたら」
3月いっぱい出荷が続き、池田町のまちの駅「こってコテいけだ」などで販売されます。