足羽河原の桜の木を植え直し 新幹線開業“さくら色”のお出迎えへ 去年暮れの大雪で根元から倒れる
大雪で倒れた足羽河原の桜の木を植え直す作業が、足羽川にかかる福井市の九十九橋の近くで始まりました。春と新幹線を迎える“さくら色”の準備が進んでいます。(2月13日)
足羽河原では去年暮れ、3本の桜の木が根元から倒れているのが見つかり、市は大雪の影響で倒れたとみています。倒木によって半分ほどの根が切れたため、少ない栄養分でも花が咲くように、13日は樹木医の指導を受けながら、作業員が古い枝や幹を切り落とし、木を元々あった場所に植え直しました。
■ふくい桜守の会 樹木医 今井三千穂さん
「桜そのものが衰退しているから、そのまま起こしたところでいずれ枯れてしまう。比較的若い枝のところで切って、新たな枝を再生させる」
現場では、木の“若返り”作業を見つめる地元住民の姿も。
■地元の住民
「桜まつりも毎年あるし、なんとか例年通りきれいな桜が咲くといいなと思う」
■ふくい桜守の会 樹木医 今井三千穂さん
「咲きます。大丈夫ですよ。これから毎年咲きますよ。つぼみも付いてます。楽しみに春の開花時期に来てみてください」
残る2本の植え直しも、15日までに完了する予定だということです。