コハクチョウの群れ飛来 三方五湖周辺で羽休め 連日100羽ほどが姿見せる
若狭町の三方五湖周辺には、冬を越すコハクチョウの群れが飛来しています。しばらくの間、餌をついばんだり羽づくろいしたりする姿が見られそうです。(1月9日)
若狭町鳥浜の水田では6日、およそ100羽のコハクチョウが飛来し、稲の二番穂や地面に落ちたもみなどをついばんでいました。日本野鳥の会福井県によりますと、若狭町では冬の間、水田に水を張る「冬水田んぼ」の取り組みをきっかけに20年ほど前から飛来していて、今シーズンは去年11月9日に初めて飛来が確認されたということです。
コハクチョウは群れで行動していて、日中は水田などで過ごし、夕方になると一斉に飛び立ってねぐらとなっている菅湖や三方湖へ向かうそうで、2月上旬以降、徐々に北上しながら繁殖地のシベリアを目指すとみられています。