約1640万円だまし取られる 大野市の50代女性 警察官や検察官をかたる男から電話 「あなたの携帯電話と口座が薬物事件に」 組織的な犯行か、警察が捜査進める
大野市の50代の女性が、警察官や検察官をかたる男から「あなたの携帯電話と口座が薬物事件に使われている」などと嘘の電話を受け、現金1600万円余りをだまし取られる被害にあったことが分かりました。
警察によりますと、女性は先月28日、警察官や検察官をかたる男から自宅に電話を受け、口座から金が引き出されないよう裁判所で預かるなどとして、現金を封筒に入れて自宅の玄関の前に置くよう指示されたということです。
女性は2つの口座にあった現金合わせておよそ1640万円を用意し、指示に従った上で、今月7日になれば大野警察署で預けた現金を返してもらえると言われていたことから、同署を尋ねたところ、詐欺被害にあったことが分かったということです。
なお、女性は一連のやりとりで、警察官を名乗る男らと直接顔を合わせることはなかったということです。
警察では、組織的な犯行とみて、全国で相次ぐ闇バイトを使った犯罪の可能性も視野に、捜査を進めています。
最終更新日:2024年11月11日 19:41