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大雪のピーク過ぎるも 雪解けによる雪崩など注意 除雪作業中のけが相次ぐ 小型除雪機の修理依頼も増加

2025年2月10日 20:00
大雪のピーク過ぎるも 雪解けによる雪崩など注意 除雪作業中のけが相次ぐ 小型除雪機の修理依頼も増加
重機による排雪作業が続く=10日午前10時、福井市・足羽川河川敷

県内の平地にも大雪をもたらした今シーズン最強で最長の寒波。ようやくピークは過ぎましたが、11日以降も雪や雨が降る見込みで、気象台では雪崩などに注意するよう呼びかけています。

4日から降り始めた雪。福井市では初日で17センチ積もり、6日間断続的に積もり続けました。10日午後6時現在の各地の積雪量は、大野市で138センチ、南越前町今庄で105センチ、越前市武生で51センチ、福井で44センチなどとなっています。

10日も朝から雪かきに追われる人の姿が見られました。

■雪かき中の高校生
「これ以上降るとさすがに体きつい。これから雪が全部解けてくれたら楽になる」
■家の前の雪かきをする人
「大変や。雪かきはもう年も年やし。もう降っていらない」

雪捨て場となっている福井市の足羽川河川敷では、大型ダンプが次々と雪を運び込み、大きな山ができていました。

家庭で使われる小型除雪機は故障が相次ぎ、鯖江市内の修理業者は大忙しです。この1週間は、先月の3倍にあたる30件以上の修理依頼が来ていて、連日対応に追われています。

■タニグチ商会 谷口康博 さん
「(先週から)スタッフ全員でフル稼働。無理に作業を急ごうとして、速いスピードで除雪機を走らせると雪がいっぱい入って、過負荷状態になってベルトが傷んでしまうので、適度なスピードで作業してもらうのがいい」

今回の大雪によるけが人の数は県内で24人に上っていて、県では体調に気を付けながら2人以上で作業し、すぐに連絡が取れるよう携帯電話を持参するなど、除雪作業中の安全確保を呼びかけています。

気象台によりますと、県内は11日も雪や雨が降る見込みで、雪解けによる雪崩に注意するよう呼びかけています。

最終更新日:2025年2月10日 20:03
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