今シーズン1番の強い寒気の影響で、県内は断続的に雪が降っています。9日の明け方にかけて山地を中心に大雪となる所がある見込みで、気象台では交通障害に注意・警戒するよう呼びかけています。

午前11時現在の各地の積雪量は、大野市の九頭竜で244センチ、南越前町の今庄で97センチ、福井で48センチ、敦賀で26センチなどとなっています。

本格的な雪の降り始めから初めての週末となった福井市では、除雪に追われる市民の姿が見られました。

■福井市民
「年齢は89歳。今日は降らないのかと思っていたが、朝起きたら結構積もっていたのでびっくりした」

■福井市民
「もう腰が痛くて勘弁してほしい。もう雪はいいです。今年一年分降ったと思うので、もうやめてほしい」

この大雪の影響で、北陸自動車道と舞鶴若狭自動車道それに国道8号では、7日午後9時から「予防的通行止め」が行なわれましたが、県内区間は午前10時半までに全て解除されました。

また列車の影響は、えちぜん鉄道が勝山永平寺線で福井駅から永平寺町の山王駅間、三国芦原線で福井駅から坂井市の西長田ゆりの里駅間で、それぞれ折り返し運転をしているほか、ハピラインふくいと福井鉄道福武線で一部の列車に運休や遅れが出ています。さらにJR越美北線は運転を見合わせていて、再開は8日午後3時以降の見込み、越前大野駅から九頭竜湖駅間は、少なくとも2月11日まで運休となる見込みです。

9日正午までの12時間に降る雪の量は、多い所で嶺北の平地で20センチ、山地で30センチ、奥越で40センチ、嶺南の平地で20センチ、山地で40センチと予想されています。