あわら市の春の風物詩小女子漁は7年連続で不漁 海水温上昇が原因か
あわら市の春の風物詩 小女子漁はこの7年不漁が続き、地元漁師は海水温度の上昇が原因でないかとみて、来年以降もあきらめず網を仕掛けていきたいとしています。
あわら市の波松海岸では、毎年 5月に入ると地元漁師が小女子を水揚げするため毎朝網を仕掛けています。ところが今シーズンに小女子は1匹も水揚げがなかったということです。これで7年連続で漁獲量がゼロとなりました。
体長3センチほどで、体が透き通った小女子は、日本海の春の味覚として人気が高く、かつて最盛期には1日の漁獲量が数百キロになることもありました。
漁師の北川俊一さんは「小女子は冷たい海水を好むため、海水温の上昇が影響しているのではないか」とみていて、「自然には逆らえないが、来年以降もあきらめず網を仕かけていきたい」と話しています。