丸くて大きな「ばんこもち」 池田町の伝統的な保存食 コメの仕入れ高騰も、販売価格は据え置き
池田町の伝統的な保存食「ばんこもち」づくりがピークを迎えていて、物価高騰などの影響を受けながらも、例年通りの価格で販売します。
「ばんこもち」は、うるち米ともち米に、去年春に収穫しておいたオオヨモギを合わせて作られていて、直径20センチほどの丸い形をしています。
そばの郷・池田屋では23日、従業員が白い湯気が上るつきたての餅を型に入れて、形を整えていきました。
■そばの郷池田屋 大丁由稀奈さん
「ヨモギをふんだんに使用しているので、餅として焼いて食べてもらい、ヨモギの香りや味を感じて欲しい」
物価高騰の影響で、米の仕入価格は例年と比べて1割ほど高くなっているものの、販売価格は据え置き、1枚1700円から販売するということです。
ばんこもちづくりは2月いっぱい続けられ、町内の道の駅などでおよそ1500枚を販売します。